私は30年以上、東京銀座、広島の名店の料理人として会席料理から仕出しまで多くの店で経験を積んでまいりました。
そして、これまで出会った方々に沢山の勉強をさせていただきました。
中でも、多くを語らず行動だけで心あるものを選んでいた方との出会いは、私の転機となりました。
料理に使う素材の選び方、心があるものの見極め方、傍でそのひとつひとつに衝撃を受け己を顧み、また仕事について真剣に考える有難いご縁となり、今でも感謝しております。
その経験を踏まえて、お酒を楽しみながら宴会や会食で出される「おもてなし料理」である会席料理を料理屋で味わってもらいたいと、2017年に竹名屋を始めました。
「竹名屋」は私の実家の屋号です。実家を名乗るという意味でも大変思い入れのある商号です。
おかげ様で喜久本店に足を運んでくださるお客様からは、「美味しかった、また来るよ」との言葉をいただき、その言葉通りまたいらしてくださいます。
「自分が食べたいもの」をお客様に出しておりますので、料理を通じてお伝えしたい真心を受け取っていたただけたと有難く思う次第です。
ここ広島は、瀬戸内海の海の幸が豊富で自然の食材に恵まれています。
看板メニューの「熟成鯛めし」をはじめ、それぞれの食材の旬を大切にし、素材が味わえる最適な調理方法でこしらえた料理をお出ししております。
是非召し上がってください。
竹名屋代表 佐々木敏春